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治療手技

当鍼療室では、西洋医学的検査を中心に検査・評価をし、治療を行っています。もちろん治療も大切ですが、まず正確な検査・評価を行なうことが治癒への一番の近道だと考えています。そして、今話題の星状神経節照射療法やカンゲンイオン療法など最新の治療を導入することにより、鍼灸治療との相乗効果で、患者さまの痛み・不調・疲労などを早期に回復へと導いていきます。従って、当治療室では鍼灸治療の補助療法も効果があれば積極的に導入しています。また、医学的な視点から症状を検査・評価しますので、時には患者さまの健康を第一に考え、医師の紹介を行うこともあります。以下、当診療室行っている治療を紹介します。

はり療法(低周波鍼通電)

この筋パルス刺針法は、主に筋肉の凝り、筋痙縮、慢性の痛みの比較的強い筋に対して行われる方法です。目的の筋のほぼ中央にある穴に鍼を刺しマイナスのクリップを付け、同じ筋で3〜4p離れた部位に他の鍼を刺しプラスのクリップを付けます。
椎間関節への刺鍼を行うのは、頸椎症や腰椎症による関連痛型です。関連痛型は頸部・腰部の後屈時に疼痛が生じ、椎間関節に圧痛が見られるので、このようなときには椎間関節への刺鍼を試みます。椎間関節性の疼痛の場合は、椎間関節部に圧痛点がみられるとされていることから、最も圧痛点の強い部位を探し出し、その部へ刺鍼します。
この治療法は、頸椎症や腰椎症の神経根症状に対して用いる方法です。上肢や下肢への放散痛や痺れがみられるとき、障害高位(髄節レベル)の脊椎棘突起間の直側と末梢部に刺鍼し通電を行う方法です(鍼麻酔方式)。実際の臨床では筋の過緊張も伴っているケースが多いので、筋パルスと鍼麻酔方式とを同時に行います。
神経根症状型で上肢や下肢に痛みや痺れがある際に、椎間孔から神経根が出てくるところや神経ブロックポイントなどの、神経根の近くまで鍼を刺入しパルス通電を行う方法です。目的とする神経根の近傍に到達すると、神経根支配の領域に放散痛が見られます。通電すると神経支配の筋に軽い筋収縮が見られ、筋が収縮して初めて神経パルスといえます。
トリガーポイントというのは、侵害受容器が発痛物質によって刺激され過敏になったポイントです。局所の疼痛や別の部位に関連痛を起こす筋肉内のポイントです。トリガーポイントからの関連痛は、痛みは神経の放散痛と間違えられやすく、しびれ感は神経の圧迫と間違えられてもいます。

きゅう療法

臨床上最も広く行われている灸法です。施術点に適量のモグサを置き燃焼させるお灸です。熱を通す目的で施術することからこの名があります。透熱灸のモグサの大きさから、米粒大、半米粒大、糸状灸が一般に臨床で使われています。写真は米粒大のお灸です。
灸頭鍼(きゅうとうしん)は、鍼または灸の治療形態の一つで、鍼の柄(鍼柄)にもぐさを巻き付けて燃焼させるものです。ラック灸は、モグサの代わりに炭化艾使用したもので、炭化艾がついたキャップを鍼柄に通すだけなので、使い勝手がよく、熱がツボ(患部)をじんわり温めるのでとても気持ちがいい鍼とお灸です。
間接灸とは一般的に温灸などをさします。熱さを緩和するため、もぐさと皮膚の間にいろいろなものをはさんで、熱が間接的に伝わるようにしたすえ方です。当鍼療室では、艾(モグサ)と皮膚の間に空洞があるお灸(写真)を主に使用していますので、じんわりとした温熱刺激が間接的に皮膚(ツボ)に伝わります。

補助療法

星状神経節照射療法(SGR)は、頚部にある交感神経節(星状神経節)に生体深達性の高い波長帯高密度近赤外線を照射する治療法です。この星状神経節照射療法は、自律神経系の中枢である視床下部に影響を及ぼし、全身的に交感神経の緊張を緩和します。
スーパーライザーとは、直線偏光近赤外線治療機器のことで、「近赤外線」という特殊な光をスポット状に照射することを可能にした光線治療機器です。このスーパーライザーの光の照射には主に2つの効果があり、@鎮痛・消炎(痛みとはれをひく)効果  A自分で病気を治そうとする能力を引き出す効果です。
還元イオン療法は、自然界のマイナスイオンと同等の「カンゲンイオン」を人体に与えて生体の恒常作用を賦活化することにより、疾病の改善を行う画期的な治療法です。還元イオン療法は循環血液中の電解質(特にナトリウム 及びカルシウム)のイオン化量を増大させ、その結果、酸性化している人体の体液をアルカリ化させます。
超音波には非温熱作用と温熱作用があります。非温熱作用とは音の振動にり振動エネルギーを利用して、マッサージと同じような効果が得られます。温熱作用とは摩擦熱による作用です。細かい振動により摩擦を起こし、熱を産生するのです。主として筋ならびに関節組織の障害に対して適用し,疼痛緩和と関節部可動性の獲得を目的とします。
牽引療法の目的としては、関節疾患に対する関節の安静、疼痛の緩解、変形、拘縮の予防と矯正等、脊椎疾患に対する局所の安静と免荷(脊椎牽引方法)が挙げられます。脊椎牽引療法は、頚椎、腰椎などの脊椎症や椎間板ヘルニアのほか脊椎に起因する症状の軽減を図ることを目的とします。
サン・ビーマーは特殊セラミック放射体の研究・開発によって生まれた、限定された赤外線波長の応用による温熱治療器です。他の物理学療法や鍼療法との併用が可能で、遠赤外線の共鳴熱エネルギーと換気ファンの共同作用が「まろやか温感」を生み出す等の特徴を備えた温熱治療器です。主に鍼灸治療との併用で使っています。
経皮的末梢神経電気刺激は、痛みの局所、周辺、あるいは支配脊髄神経起始部などに表面電極を置き、低周波を通電する電気療法の一種です。経皮から電気で末梢神経を刺激して鎮痛させる療法でテンスとも呼ばれています。大径のAβ求心線維を選択的に刺激し、脊髄後角での痛み伝達を抑制するというゲートコントロールセオリーの実証です。
私の前職が理学療法士なのでリハビリは当鍼療室では、積極的に行っています。特に痛み治療を専門としているので、肩や膝痛の患者さんが多く、リハビリを指導する機会は必然的に多くなります。特に肩関節周囲炎(五十肩)や変形性膝関節症の方は、鍼治療よりもこのリハビリを積極的に行うことで症状の改善を見ることも多いです。
アスレチック・マッサージとは、スポーツ選手を対象として行うマッサージのことで、一般的には「スポーツ・マッサージ」と呼んでいます。スポーツ・マッサージは、単なるマッサージとしての疾病治療や疲労回復の目的だけでなく、より積極的に全身の運動能力や身体機能の高度な調整をめざして行われることが要求されます。


血液細胞観察(検査)

 自己採血は、こちらで指導いたします。
 血液細胞観察による栄養療法指導(無料)を専門のビタミンアドバイザーから受ける事ができ
  ます(希望者)。
この血液細胞観察は、現在まで約300名の方々が血液画像を観察されています。さまざまな映像が映し出されるので、非常に興味深いものがあります。また、人間の体の内側が見れるとということで、ちょっと神秘的でもあります。この分析システムは特殊な顕微鏡を用い数千倍の倍率で、血液をパソコンのモニターに映し出すことができます。
赤血球は中央部が薄く少し明るくみえます。白血球は顆粒球、単球、リンパ球などの細胞があります。
赤血球が硬貨を連ねたように繋がっている状態。ストレスが原因で血液の循環がよくない時に見られます。
赤血球が凝集し塊をつくっている状態。飽和脂肪酸や異常タンパク質でみられます。
変形した赤血球です。抗酸化剤の欠乏や肝機能異常と関連します。
血中にガラス状の形状が見られる血液像で血中尿酸値が高い時見られます。
とげを持った赤血球で、肝機能障害や血中タンパク質異常の可能性があります。
 
 

 ※詳しい分析・解釈については、下記のサイトをご参照ください。
 ・LBA_Nutrition Support
  血液画像(正常・異常)



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